【永岡大輔】トンネル

昔から永岡さんの話は奥深い山の中の路なき道を歩き続ける山伏の如き奇怪に転がり続けている。それの今の作品をご紹介致します。

これらは全て鉛筆だけでドローイングされています。

そのものそのものの姿。
全てのものが主体性を持った時、それらが本来なりたい姿を想像して描かいています。

「トンネル」
山にあるトンネルには人が造ったトンネルだけではなく、水脈であったり、根がはったり、虫や動物たちの通り道だったりと無数の脈道があります。

実は山には無数のトンネルがあるのです。

永岡大輔
1973年山形県生まれ、神奈川県横浜市在住。Wimbledon School of Art修士課程修了。

現在は横浜と山形を拠点に活動している。記憶と身体の関係性を見つめ続け、創造の瞬間を捉える実験的なドローイングや映像作品などを制作する。2017年より建築的ドローイングのプロジェクト「球体の家」を始動。日常を取り巻く多様な側面を検証しながら展開している。

～球体的生活～
私たちの暮らす家が箱型ではなく球型だったなら、日々は、社会は、どのように変化するでしょう？その実践と検証を重ねるプロジェクト「球体の家」。住人が動くたびに転がる家に生活し、「定着」や「所有」の概念を手放し見つめ、暮らしの転換の可能性を探ります。