コレクション: インドキルト

インド北東部に位置するベンガル地方(インドの西ベンガル地方と現在のバングラデシュ付近)発祥の手仕事。布が貴重だった時代に使い古した布を集め、幾重にも重ね、さまざまなモチーフで刺し子や刺繍を施し家族のために作られた布製品です。 近代ではカラフルな布に刺し子や刺繍を施したものが多く、家庭用だけではなく商業用に製作された物も多く見られます。 また、インドのキルトには地方により様々なデザインや呼び名があり、パキスタンとの国境付近のインド西部の村や、パキスタン南部シンド州周辺発祥の飾り刺繍が特徴のサミキルトやアップリケが特徴のモチーフがついたラリーキルト、西部のグジャラート地方を発祥とするグドゥリと呼ばれるものなどもあります。