唐津 中川自然坊窯 中川恭平さんの「使い込まれる器」

唐津 中川自然坊窯  中川恭平さんの「使い込まれる器」


唐津から銀座へ


FEELSEEN gallery (フィールシーン銀座店4F)にて、7月24日(金)から8月2日(日)まで、佐賀県玄海町にある唐津焼窯元「中川自然坊窯」中川恭平さんの個展を開催しています。

唐津から銀座へ、今回約160点もの作品を届けていただきました。
その器たちの物語の一部をご紹介いたします。



唐津 中川自然坊窯


唐津焼窯元、自然坊窯は400年以上の歴史を有する唐津焼を親子二代に渡り作陶しております。

すでに先代は没しましたが、息子である中川恭平がその情熱を遺産として引き継ぎ、時間と手間を惜しむことなく注ぎ込むことで唐津焼や中川自然坊窯の伝統を受け紡いでいます。


① 玄海町の風景(海側)
山と海に囲まれた玄海町。


中川自然坊窯の器はこの土地から生まれます。



 

② 窯のある山
この山の土を採り、この場所で焼いています。



③ 土を掘る 
 



④ 土と向き合う。
土を作る。

掘ってきた粘土を水に浸して濾す→干す→踏む。
そして半年、寝かせる。
バクテリアの作用で土に粘りが出てくる。

機械では粘土、粒度の細かい調整が難しい。




➄ 成形
 



⑥ 土地の素材
玄海町の水のきれいな田んぼで収穫される藁を乾燥させて、焼いて灰にする。 

  


⑦ 施釉
⑥で焼いた藁灰を使用した釉薬(斑唐津)を施釉。

 

⑧ 窯焚

「自然坊窯が1番大切にしていることが、徹底的に焼くことです。
そうすることで、これまで手間をかけて準備してきた作品にそれぞれ唯一の景色が生まれます」
 


 


⑨ 生まれた器

「窯出しでは、まだまだ作品が熱いので(窯の中は40~50℃)分厚い手袋をつけて出していきます」


登窯全体(窯焚中) 
 

写真‣文章:中川恭平さん、麻美さん


■ PROFILE:

中川恭平
1983年
佐賀県玄海町生まれ

2009年
父・中川自然坊に師事

2012年
窯と工房を受け継ぎ、作陶をはじめる

2020年
ギャラリーたちばな(奈良)にて初個展を開催

2019年
父の中川自然坊の窯を継いで私が作陶を始めたのは、病床の父に後を継ぐよう説得されてからの事ですが、自らが作陶に関わり続けるにつれ、父の作品が多くの方々の心を動かしている事を肌で感じるようになりました。

今は、父の他界後も中川自然坊窯に注目してくださっている方々の期待にお応えしたいという一心で作陶しております。

私の作品は、古唐津を直接のお手本とはしていませんが、父の作品にある唐津のエッセンスを自分なりに解釈して引き継ごうとしたものです。

豪快さの中にも静けさと繊細さを併せ持つ父の持ち味と、自分の作風の融合を探求し、日常に自然体で寄り添うような器が出来ればと作陶に励んでおります。

初めて私の作品をご覧いただく方や、これまでこのような器をお手に取られたことのない方にも、ご興味をお持ちいただければ幸いです。

https://jinenbo.info/

 



中川恭平 個展「使い込まれる器」 

2026年7月24日(金)~8月2日(日)
FEELSEEN gallery


以前、中川恭平さんのアトリエで薄青い色をもった湯呑茶碗らしきものを見たことがあります。それは無骨なのにどこか繊細でどこか品があり、使い込みたいと思わせる作品でした。
村松孝尚


中川恭平さんの作品は、FEELSEENオンラインストアでもご紹介しています。
作品をみる



FEELSEEN gallery、オンラインストアにて中川恭平さんの器をぜひご覧ください。
使い込みたくなる器がきっと見つかります。


FEELSEEN gallery (フィールシーン銀座4F)

FEELSEEN GINZA
東京都中央区銀座3-12-7
Map
Tel. 03-6260-6335

12:00~19:00
無休(年末年始を除く)
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