DWARFMADE(ドワーフメイド)
-FEELSEEN special edition-
2024年1月FEELSEEN銀座4階galleryでは初めての展示でしたが、とても個性的で印象的な作品でした。
開催後に作家の田嶋さんに個展以外でも是非FEELSEENで作品を扱わせていただけないかとご相談させていただき、快諾いただき今回お披露目するFEELSEEN special editionが出来上がりました。
◆やたら編み
トップでご紹介している画像の作品:ヌメ革をやたら編みのようなデザインで仕上げた個性的なバッグ(山葡萄蔓を使うことで、節の多いもの、うねうねと曲がりくねったものは、やたら編みや乱れ編みに使うことで個性を発揮します。)
頒布は大きめのヘリンボーンで頑丈な蝋引きしたオリジナルの生地を使っているため汚れにく長くお使いいただける素材、直接見て触っていただけると納得実感いただけると思います。
頒布とレザーの縫い目もアート感あふれるステッチがとても個性的。
ボウル型の底のため安定感のない感じがバッグというカテゴリーだけではなくオブジェのような唯一無にの仕上がりです。
◆ウェット・フォーミング
ウェットフォーミングの技術とやたら編みのデザインを組み合わせたモードなバッグ、ボウル底のバッグは機能性は全く追求していないため、他にはない印象を与えます。誰ともかぶらないデザインです。
(ウェット・フォーミングのご説明)簡単に作り方を説明すると、道具や体の部位の形に合わせた木型を用意し、主にヌメ革を水で濡らして木型にあてがい、伸ばし、イセ込み、張り込んだ物を小釘で止め、全体をひたすら叩き込みながら形成していきます。
日本では「革絞り」とも呼ばれ、一般的に身の回りでは余り見かけませんが、万年筆ケースや葉巻入れ、コインケースなどが作られています。また紳士靴のつま先や踵などの立体的な部分の内部に、硬い革を「ウェット・フォーミング」で形成した芯を入れて美しいフォルムを形作り、その形状をキープしています。
このテクニックは研究と経験を積み重ねるしか習得出来ないため興味深く取り組み、作品作りに活かすことで個性的でしっかりとした手仕事の技術をそなえた作品は他には無い個性、革そのものの特性を活かしたデザインとなっています。
◆トートバッグ
オリジナルのヘリンボーンの頒布生地を使った大きめのトートバッグは外側のポケット、内側にもポケットのある実用的なデザイン。ショルダーがついているので斜めがけもでき、遊び心の入ったやたら編みがアクセントになっています。
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◆sustainable bag(サスティナブル バッグ)
はじまりは余り物から。 今は人気となったこのバッグを作るきっかけとなったのは、 新しくできる高級ホテルに置くレザークッションをつくれないか というある会社からの依頼。 クッションとはいえ、畳を縦に半分に割ったくらい大きく、 シンプルなデザインゆえ革一枚からとれるパーツも少なく、 尚且つ高級ホテルということで革特有の傷なども厳しくチェック されるため、いわゆる「素材のいいとこどり」が条件の仕事、 そのため納品後に残ったのはたくさんの上質なハギレ(余り革) でした。 これを有効にう活用出来ないかと考え出来上がったのがレジ袋の かわりに使えるのではというS.D.Gs小さな取り組みでも楽しんで 出来れば持続可能になることを願い制作。市販のレザーにはない 上質なものや個性的なハギレを調達できることもDWARFMADEの 強みです。 サイズは3タイプ、革の種類は様々ですがサイズごとに同じ価格となります S:¥8,800 M:¥12,100 L:¥16,500
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