こんにちは。人形作家の波津あゆ子です。この度は銀座にて、初めての『動物たちの着せ替え人形』の展示をさせていただきます。
多くの人は、大人になってから『着せ替え人形』と出会うことはあまりなく、もしあるとしたら、身近な子供がリカちゃんやバービーを手にするときでしょうか。
皆さん自身は幼い頃、着せ替え人形で遊んだ記憶はありますか。
私が初めて手にした着せ替え人形は、北海道に住む叔母が作ってくれた、布とワタでできたカントリー風の少女の人形でした。
目はポツンとした小さな黒いビーズで、髪は茶色の毛糸で長い三つ編みにしてありました。服装は、白いブラウスと赤いチェックのスカート。
私はその人形がとても好きでした。
外へ一緒に連れて行くのは、動物のぬいぐるみではなくてその人形の方が多かった。
でも納得できないポイントがいくつかありました。
まず、スカートの下に履いていたブルマが、お腹に縫い付けられていて脱がせられない。三つ編みの髪の毛が、ボンドで接着されていてほどけない。
大好きなのに、少し悔しい気持ち。
人形本人にしてみれば余計なお世話かもしれませんが、私はハイジのような自由な姿が憧れで、その人形が少し可哀想だと思っていました。
私の人形は、いつも自由で、楽しそうにいてほしい。私が作る作品に、ネコが多いのもその理由の一つかもしれません。不思議なもので、威張ったネコ、偏屈なネコ、孤独なネコ、少し意地悪なネコ、どんなネコを作っても、ネコは楽しそうなんです。
小さな動物たちが擬人化されて、小さな服を着ていると、世界が凝縮されている気がします。自分好みの素敵な服を着せて、人形を部屋の隅に置いてみると、そこから何か、新しい物語が始まるはず。
今回の展示では、皆さんが昔出会った人形たちを思い出してもらえたら嬉しいです。
それと同時に『大人のためのお人形』という世界を、楽しんでいただけたらと思います。

AYUKO HAZU Exhibition 2026年6月5日(金)〜6月14日(日)
会期:
2026年6月5日(金)〜6月14日(日)
12:00〜19:00
※最終日は17:00まで
場所:
FEELSEEN GINZA 4F
東京都中央区銀座3-12-7
Tel: 03-6260-6335
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▼ Online storeにて作品を一部ご紹介しています。
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人形作家
波津 あゆ子
Profile:
幼少期をブラジル、日本、イタリアで過ごす。
国際基督教大学卒業後、文化服装学院にて洋裁を学ぶ。
都内プレタポルテ縫製職に従事後、作家活動を開始。
代表作にテレビ東京ドラマ「僕の姉ちゃん」オープニング人形など。
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