photo: @mariaverachiari
MV% CERAMICS DESIGNのデザイナー、マリアヴェラ・キアリは1971年ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学び、1998年から建築家としてのキャリアをスタート。建築、アート、クラフトマンシップ、そしてデザインに日々情熱を注いでいます。
幼少期から考古学と手仕事に興味を抱き、自然で、輝きがあり、色彩豊かな陶器を自己表現の素材として選び続けてきました。建築家チーノ・ズッキのスタジオで数年間働いた後、2002年、ミラノのアルツァイア・ナヴィーリオ・グランデに自身のスタジオ兼アトリエを設立。弟のデザイナー、カルロ・ズッキと共に「MV% CERAMICS DESIGN」を立ち上げ、ハンドメイドの陶器コレクションの制作を始めました。
マリアヴェラがアトリエとショップを構えるミラノのナヴィーリオ地区は、ロマンチックで美しい景観が楽しめる情緒溢れる地域。かつては多くのアーティストが暮らす下町として知られていましたが、ナヴィーリオ運河沿いにオープンカフェやセレクトショップが続々とオープンし、今ではミラノのお洒落な観光スポットとして人気のエリアです。


MV% CERAMICS DESIGN
運河を見下ろす店内は、藤の木が日陰を作っており、色鮮やかな壁には小さな陶器のコレクションが点在しています。
_ 窯の中の”魔法”に魅了されて
「私のアートへの情熱は、ずっと昔に芽生えたと思います。両親はいつも私を展覧会や美術館、遺跡などに連れて行ってくれました。美術館で見た芸術作品は、いつも私に大きなインスピレーションを与えてくれました。
陶芸を始めたのは12歳の時で、日曜日の朝はいつも陶芸の先生と一緒に、1400年代から続く伝説の窯、フォルナーチェ・クルティへ陶芸作品の制作に行っていました。私は陶磁器の柔軟性に魅了されました。窯で焼かれることで、水溶性の素材から、もはや溶けない永遠の素材へと変化するという事実に。窯の中で、まるで魔法のように変化する陶芸に魅了され続けています」
陶芸を始めたのは12歳の時で、日曜日の朝はいつも陶芸の先生と一緒に、1400年代から続く伝説の窯、フォルナーチェ・クルティへ陶芸作品の制作に行っていました。私は陶磁器の柔軟性に魅了されました。窯で焼かれることで、水溶性の素材から、もはや溶けない永遠の素材へと変化するという事実に。窯の中で、まるで魔法のように変化する陶芸に魅了され続けています」

_ 自然から得られるインスピレーション
「私は常に田舎、自然、そして四季の移り変わりと関わりを持ってきました。そして、2002年に果物と野菜のシリーズを制作し始めました。自然の美しさと新鮮さにインスピレーションを受け、それを陶芸で永遠に残したいと思ったのです。
最初に作ったのはニンジンでした。私の作品は従来の陶芸のスタイルとは対照的で、表面が滑らかで、とてもシンプルです。私はナイフでニンジンを切り、不規則な形に仕上げるのが好きでした。このシンプルさこそが私の作品の核心です。
全ての作品の裏側には穴が開いているので、釘で壁に掛けることができます。
野菜だけでなく、小さな果物、ブドウ、キウイ、オレンジなども制作しています。小さなものには、私にとって、日々の生活に寄り添ってくれるようなエネルギーが宿っています」

_ LOVE MAKES LIFE MAGICAL 愛は人生を魔法のようにする
「手でカットし、艶をかけた陶器のハート型オブジェ。背面には壁に掛けるための穴があり、イタリア語で「L’AMORE RENDE MAGICA LA VITA」、「SEI NEL MIO CUORE(あなたは私の心の中にいます)」などのメッセージを刻印しています」
※今回FEELSEENに到着したハートオブジェの背面の文字は「SEI NEL MIO CUORE」です。
※今回FEELSEENに到着したハートオブジェの背面の文字は「SEI NEL MIO CUORE」です。

部屋の壁に飾ったり、食卓に一つ置いてみるだけで、その場を温かく、やさしく包んでくれる小さな陶器のオブジェ。このほかにも、四葉のクローバーや虹🌈、てんとう虫やキノコなどのHappyなモチーフ、色鮮やかなフルーツ、小鳥やブタのモチーフなどがそろっています。
FEELSEEN銀座店、神戸店、オンラインストアにてぜひご覧ください。
FEELSEEN銀座店、神戸店、オンラインストアにてぜひご覧ください。
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取り扱いショップ:
FEELSEEN GINZA / FEELSEEN KOBE

Photos: © MV% ceramics design