2023年11月10日(金)～23日(木)までの14日間、東京の銀座、中目黒、青山・渋谷のライフスタイルショップで開催される『JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK（JTCW）2023』。
日本各地の伝統的工芸品を東京のライフスタイルショップで紹介するイベントに、FEELSEENは輪島塗の塗師屋いち松さんとコラボレーションして参加。輪島塗職人の一松春男さんに特別に制作していただいたオリジナルのアイテムをはじめ、美しい佇まいの輪島塗の器をたくさんご紹介いたします。
FEELSEEN銀座店にて、ぜひお手にとってご覧ください。
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いち松の輪島塗展
会期：2023年11月10日(金)～11月23日(木)
※4階ギャラリーのみ月曜日休廊
時間：12:00～19:00
場所：FEELSEEN銀座店 4階ギャラリー
連絡先：03-6260-6335
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FEELSEENが全国の伝統的工芸品の中から「輪島塗」を選び、いち松さんと出会うきっかけとなったのは、FEELSEENの2階にある赤いキャビネットです。
FEELSEEN銀座店は60年ほど前に建てられた小さな4階建てのビルで、私たちは建物の個性をできるだけそのままに再生し、昨年5月にお店をオープンしました。
元日本舞踊のお師匠、花柳福邑先生の稽古場として使われていた2階のフロアは、建築当時から残る障子や踊りの床板、そして、お店のオープンに合わせてフランスから取り寄せたアンティークの家具や扉など、和洋の文化が混在する空間です。その中でも特に印象的な赤のキャビネットが、輪島塗のものでした。
JTCW2023 公式サイトはこちら
『JTCW 2023』をきっかけに出会ったいち松さんは、全国の名だたる老舗料亭、和風旅館などの漆器を手がけている、大正10年から三代続く輪島塗の塗師屋（ぬしや）さんです。
今回、いち松さんの漆器を東京で展示販売する機会をいただき、FEELSEENのクリエイティブディレクター、村松孝尚が実際に輪島の工房を訪問し、塗師の一松春男さん、聡司さん、沈金師のたみ子さんと共にイベントの準備を始めました。
輪島塗の木地になる素材は、天然の欅や翌檜（あすなろ）。下地漆の地の粉も地元の珪藻土、塗装に使用する漆も天然のものです。
海岸から流れる風を受けて育った木々を使い、能登の大地から採れた土や漆が塗られた奥能登の海の香りと土の匂いのする輪島塗。
輪島塗について
『輪島塗は、器や箱、箸などのベースとなる木を削って形づくる「木地」、木地の下地に布を貼り、幾重にも漆を塗る「きゅう漆」、塗り終えた器に彫金や蒔絵を施す「加飾」と大きく3工程に分類され、さらに各工程で細分化されおおよそ124の工程を経て製品化されます。
これらの工程のうち「きゅう漆」は、いわゆる「塗り」の工程で、大きく「下地造り」、「中塗り」、「上塗り」の3工程を踏まえて、基本の輪島塗の製品となります。
輪島塗で最も重要なのは下地造りです。住宅を建てる時も、基礎(下地)がしっかりしていないと時間が経てば様々な問題が発生します。漆器でも同じように下地造りを疎かにすると良い製品はできません。
下地造りは、「布着せ」、地の粉を使った下地を複数回にわたって塗る「地塗り」、下地を塗るごとに行われる「研ぎ」が行われます。中塗漆で丹念に塗る「中塗り」、最上級の漆で塗り上げる「上塗り」を行い、いよいよ製品に近づいてきます。
いち松はこの一連の「きゅう漆」の工程を一つの工房で完結さる「全行程一工房」システムを採った稀有な塗師屋です。』
＊塗師屋いち松 公式サイトより
塗師 一松春男さん
FEELSEEN galleryにて、11月10日（金）より「いち松の輪島塗展」がスタートします。
会期の最初の週末には、沈金師、一松たみ子さんに教えていただくワークショップ、実演＆お話の会も開催します。
11月11日(土)・12日(日) 13:00～
▶詳細はこちらから
ぜひ会場にて、いち松の輪島塗の美しさを感じていただき、日常使いのことを一緒に考えていただきたいと思います。ご来場をお待ちしております。
塗師屋いち松
石川県輪島市中段町長口37-4
Tel. 0768-22-7546
公式サイト
いち松さんの工房で、漆器を手に取る村松
いち松の輪島塗展
会期：2023年11月10日(金)～11月23日(木)
時間：12:00～19:00
※4階ギャラリーのみ月曜日休廊
場所：FEELSEEN銀座店 4階ギャラリー
連絡先：03-6260-6335
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