Andrew Chan “Trouble in Toyland”, 2023
H120×W90cm, Oil on Canvas (キャンバス・油彩)
¥1,200,000 (税抜価格)
Courtesy of PAHO GALLERY
欧米のクリエイター達が集まるプラットフォーム「PAHO NY」の協力のもと、NY発の選りすぐりのアートをご紹介します。
見るだけでなく、感じることで自分の潜在能力の一部を引き出してくれるような作品群です。銀座のFEELSEEN galleryにて、ゆっくりとご覧ください。
出展作家:
Andrew Chan
CJ Collins
Peter Opheim
篠原有司男
/Curated by PAHO NY
MAP

Andrew Chan_Studio
Andrew Chan
ニューヨーク、メルボルン、パリでの生活からインスピレーションを受けています。
作品制作の中で構築と破壊を繰り返しながら、濃い蝋画用の絵の具、薄めの油、アクリル絵の具を微妙に使いこなしながら、ビジュアル的な奥行きを創り、グラフィティに用いられる線やテキストなどの文章は構成要素として使用されています。
彼のゴールは、風刺的で自由なフォームを用いて表面からは見受けられない本質を明らかにし、世の中を断面的に感じ取ることです。
Ushio_Shinohara_Boxing_Painter
篠原有司男
ニューヨーク在住、前衛芸術を代表する篠原有司男氏。通称「ギュウチャン」。
ボクシンググローブに絵の具をつけてキャンバスを殴りながら絵を描く「ボクシングペインティング」は篠原有司男の代名詞。MoMA、メトロポリタン美術館、グッケンハイム、原美術館、東京都現代美術館などに作品が収蔵され、今なお、現代アートのリーダーとして活躍しています。
本展では昨年の秋に制作したばかりの新作ボクシングペインティング、1980年代のドローイング作品をご紹介します。
CJ Collins_Studio
CJ Collins
アメリカ・テキサス生まれ。
鮮やかな色のペイントと、自由な線のドローイングが特徴的なCJ・コリンズの作品からは、既成概念を捨てて、線と形で戯れながら奔放に描く喜びが感じられます。
彼女の描く線は、キャンバス上を踊ったり、さまよったり、急上昇したり、飛び退いたりと、まるで蝶や昆虫などの生き物を連想させるような動きで観客を魅了します。一見無秩序に見えるその造形は、自然の観察と記録に基づいています。その過程で描くことについての動機を見出しつつ、彼女は理性的な思考から自分を解放し、身体的な行為としてドローイングを行います。そうして描かれた作品は、キャンバスの外まで広がるような活力に満ちています。大人になるにつれて失われてゆく、子どもの屈託なさと大胆さを、CJ・コリンズは今も保ち続けています。
Peter Opheim
Peter Opheim
ピーター・オフェイムは、私たちを神秘的で不思議な想像の世界へと誘います。
一見カラフルで可愛らしい生き物たちは、現実には存在しないが、どこか懐かしくも新しい、不思議なファンタジーの世界を映し出します。
ピーターは作品を創作する最初の過程で、必ず粘土で架空の生き物を立体的に造形し、その立体感を絵の中に表現することにこだわっています。それぞれの生き物には名前があり、ストーリーを持ち、一度きりしか表現されません。
そして大切なテーマの一つとして、作品の中で喜怒哀楽を表現しながら、愛や優しさ、強さやはかなさといった、人の心を形づくる、豊かな感情や性質を映し出し、そこに少しの笑いやぬくもりを添えながら、日常にあたたかさを運んでくる作品です。
PAHO NY
FEELSEEN GINZA
東京都中央区銀座3-12-7
Tel. 03-6260-6335
12:00~19:00
無休(年末年始を除く)
*4F galleryのみ月曜日休廊
@feelseen.ginza